2010年1月14日木曜日

デンマーク生まれの冬うつ対策


「うつ病」という言葉をメディアでも良く耳にするようになりましたがうつ病は成人では10人に1人が一生に1度は経験すると言われている現代病の一つなのだそうです。デンマークは10月から3月にかけて日照時間が短く太陽がでない日が続く為に「冬季うつ病」になる人が非常に多く冬季うつ病から来るアルコール依存症などが社会問題の一つにもなっています。Me自身もデンマークに移住した1年目の冬は1日あたりの日照時間のあまりの短さと冬に太陽の光を浴びる事ができないという毎日に軽い冬季うつ病になった経験者でもあります。今はこの暗くて長い冬にもだいぶ慣れましたが、人生の中で太陽の有り難みをこれほど感じられるようになったのは中央および北ヨーロッパに住まなければ分からなかった事だと思います。実は冬季うつ病を始め日照時間の短い北欧ならではの病の治療法として注目を集めるようになった「光線療法」というものがあるのですが、これはノーベル医学生理学賞を受賞したデンマーク人医師ニールズ•リューベーア•フィンゼンのアーク灯という機械の発明によって普及するようになったそうです。この光線療法は今ではデンマークをはじめ、北、中央ヨーロッパに住む冬季うつ病で苦しんでいる人たちが家庭で簡単に治療できるようにと家庭用電化製品として広く普及しています。写真はフィリップス社製のエナジーライトという代表的な光線療法の商品で持ち運びが可能でオフィスに持ち込んで気軽に光治療ができるというもの。

下の動画は同じくフィリップス社製のウェイクアップライトという商品で、目覚ましの音の代わりに光を浴びて自然に起床するという商品です。

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